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2019-11

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大事件(大震災)をどう詠むか

原発事故対策は一進一退が続いている。冷却機能が復帰するのは、かなり大変なようだ。長引けば現地で作業してる人たちの健康が心配。暫くは、祈る状態が続く。

大門句会勉強会で三四郎さんが、投げかけた大事件(大震災)をどう詠むかについて、先生とのやり取りが大変参考になったので転記する。
三四郎さんのコメント。
地震・津波・原発のことが頭から抜けませんね。皆さんの投句にも今回の大惨事を詠んだ句が多くよせられました。当然とも言えますが、俳句と言う文芸は川柳や和歌などに比べると、社会的な事件をリアルタイムで詠むのは苦手で、むしろある時を経てから冷静にその事件を見つめるのに適しているかも知れません。かと言って社会から目をそらし花鳥風月を詠んでいていい訳はありませんが・・。

私の句に対するコメント。
無事だよとメール届くや春の虹
節電に身を寄せている沈丁花
⇒春の虹の句、取り合わせは出来ていますが、この句を時間を経て読んだとき、無事だけではどんな事故があったのかわかりませんね。節電の句も同じ。この辺が事件を俳句で詠むときの難しさです。では、どうすればよいか。私にも直ちに答えはありませんが、事件を知らないひとにも共感(想像)できるかどうかが一つのチェックポイントだと思います。

勝山さんの句に対するコメント。
啓蟄や墓動いたと電話来て
春光の壁に思はぬ裂け目かな
⇒墓の句、これも光さんへのコメントと同じです。墓が動くという荒唐無稽な事態は大地震があったことを知っているひとしかその原因に思い当たりません。(もちろん今回の大惨事は日本人なら誰でも知っていますが、私が言っているのはそういうことではなく・・)「東北大地震勃発」とか前書きをつけるという手はありますが。
後句は、その点、地震という背景を知らなくても壁に裂け目があるのはありうることなので成立します。ただし、今回の課題の取り合わせの観点からは不合格ですが。

三四郎さんの句。
残雪やがれき燃やしてみな無言

三四郎さんの大事件を俳句にどう詠むかの問いかけに対し、小雪先生の意見。
「童子」にも過去に何回か地震の被災者からそのような投句があります。中越地震の新潟の方のですが、
  大地震紅葉一変土砂の山
  揺るるたび大地の裂けて親鸞忌
  救援のパンを抱へて野菊の辺
  おけさ柿食うて余震に慣れしかな
などなど。
思うに、その実際の体験者なら、きっと臨場感あふれる佳い句ができるのではないでしょうか。それに反して、テレビや新聞で知ったことを詠むと、どうしても通りいっぺんというか、深みのない句になる気がします。だから、私たちが詠むとすれば、実際に体験したこと、今回は東京にいても体験したわけですから、それを詠むといいのではないかなと思います。といっても、何年も経ってみると意味が通じないのはダメというのは、三四郎さんと同じ意見です。私も2句ほど作ってみました。横浜にいて地震に遭い、午前2時に家にたどり着いた私ですが、
  東風吹くやめまひに似たる街の揺れ
  揺れ動く家や囀りぱたと止み

閃朴先生。
時事を詠むのはある種の川柳が得意ですよね。例えば“サラリ-マン川柳”は、いやあすごく笑わすし泣かせます。いつも感心します。一方、これは俳句には似合わない。ことさら“作る”ことが嫌われるからでしょう。
小雪さんの言われるとおり、時事或いは大事件を俳句に採り上げられないとうことではないと思います。ただ、みんなが報道で知るような一般的ことでは俳句になじまないというご意見に賛成です。時事に関することに限らず俳句は、「そもそも○○とは・・・」というような個人が具体的に介在しない一般的描写は、標語かキャッチフレーズみたいでいただけません。
東風吹くやめまひに似たる街の揺れ   小雪
これはいいですね。現場にいて実際に体験したと思わせる、小雪さん独特の感性があります。「東風」という春特有の風も句にうまく合っています。

お二人の意見に対して三四郎さん。
お二人がおっしゃるように、テレビや新聞で知ったことをそのまま句にしても類句類想になりがちで佳句はなかなか生まれないですね。もともとテレビの映像はカメラマンがその人の感性で切り取った現実ですからすでに他人のフィルターがかかっているとも言えます。ただし、それは作句のやり方として困難な道ということであって、被災地の状況を想像して思いを重ね自分なりの切り口で詠むという方法はあると思います。また、先人においても自分が実際に体験したことでなくても多くの名句が作られています。(三橋敏雄の戦火想望俳句など) そうでないと、当事者でないと大事件は詠めないというおかしなことになりますからね。要は、出来た句がリアリティを獲得して鑑賞に堪えるものになっているかでしょう。あたりまえですが。ということでひるまず逃げず地震・津波の俳句を作りましょう。なにしろ昨今の一大関心事なのですから。

納得。良く理解できてすっきりした。と言って、直ちに大震災名句が出来るわけではないが、チャレンジしてみよう。

庭仕事。
買った苗を植える。プランターの草むしり。プランターの間に脚を置いて無理な姿勢で雑草を取るのは大変に疲れる。悔しいが年相応に、体の柔軟性が無くなってる。
金木犀の鉢に咲いている菫。植えたわけではないのに可愛らしい花を咲かせる。
IMG_2188dgfgdf.jpg
あぶらちゃん(油瀝青)。今年は多く咲いた。
IMG_2190dsfsdf.jpg
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