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2019-11

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花魁のうなじに止まる蚊が憎い

大門句会吟行で江戸東京博物館に行く。「失われていく江戸、東京の歴史と文化に関わる資料を収集、保存、展示することを目的に、平成5年(1993年)3月28日に開館した。建物の設計は菊竹清訓で、地上7階、地下1階の鉄骨造構造。地上部分の高さは約62mで、江戸城の天守閣とほぼ同じである。」(クリックすると拡大)
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参加者は三四郎さん、あゆかさん、小雪さん、馬空さん、勝山さん、はなさん、さらさん、のり子さん、夢路さんの10名。三四郎さんから江戸時代の人になったつもりで、吟行する事と言う指示。これには参った。江戸東京博物館に行くのは3回目くらいだが、江戸コーナーを隅から隅まで熱心に眺めたのは初めてで、苦吟しながらゆっくり歩く。
日本橋。高速道路を通らせたのは失敗だとつくづく思う。「日本橋がはじめて架けられたのは、1603年(慶長8)といわれ、翌年には、諸街道の基点と定められた。この橋の下を流れる日本橋川は、大川(隅田川)と江戸の城下町とを結ぶ水運の動脈で、多種多様の船がひきもきらず、両岸の河岸地には蔵や魚市があり、江戸の水上物流の要として賑わった。」
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寛永の大名屋敷。「寛永の頃(1624~44年)、江戸城の大手門前には越前福井藩主松平伊予守忠昌(1597~1645年)の上屋敷があった。広大な敷地内には華麗に装飾された豪壮な諸建築が建ち、敷地の四周には戦国の余風を色濃く残す特異な櫓風建築があった。」
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江戸城本丸大広間、松の廊下、白書院。忠臣蔵の舞台。
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寛永の町人地。「江戸初期の日本橋北詰付近の町人地を復元した。・・・大名屋敷一家分の敷地にいかに多くの町人たちの家が建てられていたかがわかる。復元にあたっては、「江戸図屏風」(国立歴史民俗博物館所蔵)、「江戸名所図屏風」(出光美術館所蔵)、「武州豊島郡江戸庄図」(国立国会図書館所蔵)などを参考とし、寛永期の日本橋周辺の賑やかな様子を表現している。 「江戸図屏風」などを見ると江戸城や武家屋敷とともに商家を中心とした町人地も詳細に描写されており、往来には武士や町人、大道芸などを演じる人々が見られ、商家の裏手に回れば洗濯をしたり、世間話をする女性などが生き生きと描かれている。これらの様子を踏まえ、制作にあたっては、町を構成する屋敷や庭園・植栽、井戸・下水などから建物内外の生活・生産用具・小物まで詳細に復元した。」
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ここで一句と詳細に眺めたが浮かばず。
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「世は天下泰平 戦もなく、サラリーマン化した武士の姿。」
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火消しの活躍。
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纏。
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龍吐水。これでは消せないだろうな。
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町人の生活。
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棟割長屋。「長屋は、ひとつの棟を数戸に区切った住宅である。なかでも、棟の前後で部屋を分ける形のものを棟割長屋と呼び、過密都市江戸の代表的な庶民住宅であった。隣りの部屋との仕切りの壁は薄く、家財道具は必要最低限のもので生活した。また、資材のほとんどが木と紙からなる木造建築で、火事にもろかったことから焼屋とも呼ばれた。江戸の町の約2割弱に当たる狭い地域に、多くの庶民がこのような家を借りて暮らしていた。」
江戸指物。
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「いずれの部屋にしても、戸口を入ると台所兼用の土間があり、置き竈や水がめなどが置かれている。部屋は押入れがなく、衣類などは行李という入れ物や風呂敷に包んで収納し、布団と一緒に片隅に片づけて生活スペースを確保していた。風呂もなく、付近の湯屋に通った。  なお、水道の井戸、便所、ごみためなどは共同で利用され、長屋の敷地内に設置されていた。井戸端では食器を洗ったり洗濯が行われるなど、情報交換の小さな社交場でもあったのである。」
お産。
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貴重な情報源 江戸庶民に愛された出版物の数々。本を作るまでの作業。
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「両国という地域は、浅草と一、二を争うほどの賑わいをみせた江戸有数の盛り場であった。明暦の大火後、本所深川の開発を目的として両国橋が架けられ、東西の橋詰に火除けの明き地として広小路が整備されると、往来のはげしい場所であることもあって、じきに盛り場として発展していった。・・・また、夏の間は花火見物に興じる屋形船、猪牙船が浮かび、その間を物売りのウロ船や花火船が行きかった。なかには芸者を連れて、音曲とともに酒食に興じる町人の姿もみられ、川面は船で埋め尽くさんばかりの混雑ぶりだったという。・・・」
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大山街道の道標。
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大山講納太刀。
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ベカ船。
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帆掛け船。
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「三井越後屋の創始者・三井高利は、伊勢松坂の出身で、1673年(延宝1)京都に呉服の仕入店を設け、江戸に販売の店を開いた。江戸本店は当初本町二丁目に置かれ、呉服の販売方法と「店先売り」や「現銀掛値無し(げんぎんかけねなし)」の新商法が当たり繁盛したが、1683年(天和3)駿河町に移転した。その後、高利は、金融業にも手を広げ、江戸、大坂、京都で両替商を営み、やがて幕府の公金を扱う御為替御用も勤めた。本町に店を構えた時点では10数人だった奉公人も、江戸時代中ごろには500人を超えるまでになり、越後屋は江戸を代表する商家となった。 」
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神田祭。
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芝居小屋・中村座の前で琴の実演がある。しばし苦吟を忘れて聞き惚れる。
「中村座は幕府に興行を許可された江戸三座のひとつで、他には市村座および森田座が存在した。芝居見物は人々にとって最大の娯楽であり、庶民はもちろんのこと、武家たちも日常を忘れて歌舞伎の世界に心を遊ばせた。・・・当模型の看板類は1805年(文化2)11月の顔見世興行「清和源氏二代将」を想定して作成した。顔見世興行とは、役者たちの顔ぶれが一新する重要な芝居年中行事で、芝居小屋が一年のうちで最も華やかな装いをみせた。 」
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神武天皇の神輿?
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助六由縁江戸桜。Sさんと何度も見た歌舞伎18番。
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助六。市川団十郎。
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三四郎さんが花魁の句を歓迎と言うので、吉原の展示をじっくり眺める。吉原の一年、一日を見ると遊女の哀れさばかりが目に留まる。
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「花魁は、吉原の遊郭で最も格の高い遊女で張り店を行わないため、引手茶屋を通して「呼び出し」をしなければならなかった。呼び出された花魁が禿や振袖新造を従えて遊女屋と揚屋・引手茶屋の間を行き来することを滑り道中(後に花魁道中)と呼んだ。花魁には教養も必要とされ、花魁候補の女性は幼少の頃から禿として徹底的に古典や書道、茶道、和歌、箏、三味線、囲碁などの教養、芸事を仕込まれていた。」
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じっくり江戸ゾーンを見て回ったが、なかなか江戸人になりきれるものではない。興味深い面白いものが一杯なので目移りしてしまう。句が全く浮かばない。
困ってしまい、頭を休めるために東京ゾーンを大急ぎで回ってみる。句を考えないので気楽。
「1872年(明治5)の「東京日日新聞」を皮切りに、次々と新聞が創刊され、東京の近代ジャーナリズムが開幕した。「朝野新聞」は、1874年(明治7)に創刊され、社長の成島柳北、主筆の末広鉄腸らが新政府を辛辣に批評し、人気を博した。」
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「「十二階」の名で親しまれた凌雲閣は、英国人の技師ウィリアム・K・バルトンの設計による展望塔で、1890年(明治23)浅草公園六区の北側に落成した。東京の名所を撮影した写真や絵葉書にも登場し、関東大震災で倒壊するまで浅草のシンボルとして多くの人々でにぎわった。 」
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「電気館は、かつて東京浅草にあった映画館である。日本初の映画専門の劇場で、明治末年、東京の浅草公園六区に設立された。」
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荒廃した江戸城。明治4年。
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ニコライ堂。
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銀座煉瓦街。「銀座煉瓦街は、1872年(明治5)2月の築地一帯を焼き尽くした大火の後、近代国家にふさわしい街づくりとして、明治新政府によって計画、建設された。・・・明治10年代後半には、時計店、洋酒店、洋品店などが在来型の店舗と隣り合わせに賑わいをみせていた。それらの多くは、店員が座って接客し、蔵から品物を出して商談を進める、伝統ある座売り方式が採用されていた。店舗の入口には、日除け暖簾や、看板、格子戸など昔ながらの和の要素が洋館に取り入れられていた。 」
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「工場労働者が多く住んでいた中央区月島の四軒長屋の一部をモデルに、昭和初期の庶民の暮らしぶりを再現している。長屋が造られたのは関東大震災の後で、住人は工場で熟練工として働く30代の夫とその妻、そして幼い子供が2人という設定である。間取りは2畳と6畳の2部屋に台所、そして裏路地に面して便所が備えてある。まだ下水道が整っていないこの時代、裏路地は便所のくみ取りに必要な空間でもあった。ガスや専用水道もまだなく、煮炊きには薪や炭を使い、水も外の共同水道へとくみに行っていた。」
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東京を襲った戦禍の悲劇。
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「風船爆弾とは、太平洋戦争において日本陸軍が秘密裡に開発した気球に爆弾を搭載した兵器である。」
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終戦直後。
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一回りして戻って来たがさっぱり句が出来ていない。後、1時間の持ち時間。中村座の前に行ったら馬空さんが座席に座って句帳をにらんでる。やむなく私も椅子に座って、馬空さんと苦吟。1時間うなったら何とか5句絞り出せた。良い悪いは別として良く5句も出来たものだと我ながら感心する。
集合場所に行く。はなさんは句だけ出して句会は用事があって出られないと、最後の苦吟をしてる。皆集まって来たが、まだ夢路さんは図書室で頑張ってるとか。
あゆかさん、小雪さんらが隅田川を見に行くと言うのでついて行く。良い句は生まれなかった。
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例によって飲みながら食べながらの大門句会。
私の句。
花魁のうなじに止まる蚊が憎い  光
あゆかさん、三四郎さん、のり子さん、夢路さん選。
⇒遊び心が一杯あって良い。
:花魁花魁と頭の中で想像して捻り出した句。花魁の色気と哀れさが詠めたらと思う。
金魚売貧乏長屋の子が囲み  光
あゆかさん、小雪さん、三四郎さん選。
⇒視線が暖かい。蕪村の句。中8.貧乏を工夫したら。
:江戸の四季と盛り場の人形を眺めて捻り出した。貧乏長屋の子たちだから、お金はなく眺めるだけ。
大花火背中の赤子大泣きし  光
さらさん、のり子さん選。
⇒下町の情景。
:大花火と大泣きをひっかけたが、あまり受けなかった。
顔見世に風鈴売りも立ち止まり  光
⇒顔見世は冬の季語。
:失敗失敗。
舟遊び両国橋を見上げおり  光
:土壇場に作った句だが、平凡。
人気句。
勤番を明けて着流し夕端居  馬空
小雪さん特選、勝山さん、さらさん選。
起こし絵の力士のぐいと立ち会がる  あゆか
小雪さん特選、三四郎さん、勝山さん、さらさん選。
梅雨鯰天びん棒のしなるほど  のり子
三四郎さん、勝山さん、馬空さん、さらさん選。
雷雨来る絵草紙めくる手のとまり  小雪
あゆかさん、三四郎さん、光選。
花魁の紅き目元や冷やし飴  のり子
あゆかさん、小雪さん、馬空さん、光選。
くたぶれの腹におさまる心太  遊介
あゆかさん、勝山さん、光選。
艶かし矢場の女の藍浴衣  さら
小雪さん、のり子さん、馬空さん選。
角落ちの大家が相手門涼み  馬空
小雪さん、三四郎さん、のり子さん選。
よつ棟梁土用鰻といきやせう  小雪
あゆかさん、三四郎さん、馬空さん選。
長屋には貧乏徳利夏の夕  はな
小雪さん、あゆかさん選。
越後屋の間口大きく夏のれん  あゆか
小雪さん特選。
木と紙の焼屋に住んで水を打つ  夢路
あゆかさん、小雪さん、光選。
越後屋の大きそろばん水を打つ  はな
あゆかさん特選。
大江戸は女旱りの熱帯夜  夢路
三四郎さん、勝山さん、さらさん選。
皆苦労してたようだが、面白い句が一杯出てきた。毎週三四郎さんが推進してくれてる大門句会勉強会の成果が確実に出てきた。
帰って、Sさんに報告。花魁の句は大笑いされた。
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