fc2ブログ

2024-03

Latest Entries

富士登る行列先の天の川

疲れて休養日。
Sさんが梅干しを仕舞うのを一日遅らせて写真を撮るように待っていてくれた。こういう優しさが好き。(クリックすると拡大)
IMG_3114rtr (480x640)
IMG_3119sdfsd (640x480)
大門句会勉強会の三四郎さんの句評を見る。
兼題は私出題の「天の川」。
⇒は三四郎さんの句評。:は私のコメント。
◇光
テントより妻にメールや天の川
富士登る行列先の天の川
⇒キャンプ場で寝袋にくるまりながら奥さんに定時報告のメールを打って、ふと外を見れば目の覚めるような天の川。アルプスか、八ヶ岳か。
ご来光を見ようと頂上に向かう行列でしょうか。黒い頂上の向こうに天の川の雄大な流れが。
はなさん選句(後者の句)。日本で一番高い山の上の天の川 宇宙の雄大さを感じます。
遊介さん選句(後者の句)。富士登山の夜の光景をテレビ放映していました。登山者の携帯するランプがちらちらと光り黒い山肌をなぞる光景が天の川に続くようでした。
のり子さん選句(前者の句)。愛妻句ですが、牽牛織女の話と、現代のメール社会が妙に合っていると感じます。どういう内容のメールだったかいろいろ想像できます。「Sさんにも見せたかったなぁ」 とか・・・
:自分で出した兼題で句を作るのは難しい。これならできそうと思って天の川を出したが結構苦吟した。こまくさに出かける時間が迫って来たので焦った。テントよりの句は、山に行くとSさんの事を良く考えるのでその思いを詠んだ。富士の句は、この金曜日に富士登山が迫ってるので、登ったつもりで詠む。富士に登るヘッドランプの行列が、頂上の先の天の川まで続いてると想像。
気に入った句。
◇のり子
銀河観る天文台の細き窓
⇒天文台の望遠鏡から夜空に向かって開いている窓でしょうか。これから星の観察をしようとするときにふと見れば窓にちょうど天の川の帯。
◇遊介
天の川教える夫の喉仏
⇒少し上を向いて指さして教えてくれている夫の喉仏を観察しているのですか。面白い。せっかく教えてくれているのだから空を見て下さい。
◇夢路
我に降る点滴静か天の川
⇒夢路さんは体調を崩されて入院中とうかがいました。天の川が病室の窓から見えるのでしょうか。それとも上には天の川が流れているのだろうと想像しているのでしょうか。点滴の水と天の川が響いていますね。
◇はな
手を伸ばし背伸びする子や天の川
⇒手を伸ばしたら届きそうなほどあざやかな星空なんでしょう。「名月をとつてくれろと泣く子かな 一茶」を思い出しました。
◇勝山
天の川ようやく宿は寝静まり
⇒天の川の下の温泉街でしょうか。窓の明りも消されて門灯だけになった黒い瓦屋根の連なりが見えます。
天の川で良い句が多くて嬉しい。
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://yamadakunimitsu.blog130.fc2.com/tb.php/1206-19271e1b

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | ホーム |  »

プロフィール

Y・K

Author:Y・K
FC2ブログへようこそ!
スキー、山、コーラス、俳句、仲間との団欒が大好きです。無論Sさんが一番好き。 Y・K
201103200159095c1[1]

 

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

 

カテゴリ

検索フォーム

 

 

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

 

QR