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2019-11

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内子 時間が止まる(その2)

Sさんお目当ての内子町町並みにさしかかる。
「八日市護国の町並みの特徴は、浅黄色と白漆喰で塗りごめられた重厚な外壁があり、棟を街路と平行に通す平入造りで、街路に面した壁面が通っています。隣家との間には、道路や水路空間を残し、この路地空間は、他所では見られない造形美を醸し出しています。」(クリックすると拡大)
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「町家資料館」に立ち寄る。
「江戸時代の町家の特徴である、蔀戸や大戸などを全面的に開放できる造りの建物です。寛政5(1793)年に建築されたものを復元修理したもので、当時の町家の構造を知ることができます。土間には生活用具や農工具も展示しています。」
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懐かしい階段箪笥。
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朝食のお膳か。
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町並みを楽しむ。時間が止まった。
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本芳我家。「江戸時代末から明治時代にかけ木蝋生産で財をなした豪商の家で、随所に漆喰を使った鏝絵や懸魚、また鬼瓦などの意匠が見られます。」
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広大な庭。
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町並みを行く。
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「木蝋資料館上芳我邸」「上芳我家は、内子最大の製蝋業者であった本芳我家から文久元年(1861)に分家した家で、木蝋生産を営んだ商家です。明治から大正にかけての内子の製蝋業者数は23軒あり、生産量は愛媛県の約4.5割を占めたと推定されます。木蝋産業が最も栄えた時期には、国内での木蝋生産量は日本一となり、海外にも多く輸出されました。」
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「明治27年(1894)に建てられた主屋をはじめ、各建物は質の良い材をもちいており、敷地も往時の面影がよく伝わってきます。」
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内庭。
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天井の梁。実に太い。
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台所。
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庭に夾竹桃。大門句会勉強会の兼題だ。ここで一句?
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「木蝋資料展示棟」に入る。
木蝋。「木蝋とは、生蝋とも呼ばれ、ウルシ科のハゼノキ(櫨)やウルシの果実を蒸してから、果肉や種子に含まれる融点の高い脂肪を圧搾するなどして抽出した広義の蝋。」
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作業場の模型。
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明治33年(1900年)パリ万国博に出品し銅賞。
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出品した作品。
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白蝋。
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蝋搾り機。
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原料の櫨の実。
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庭に残る櫨の木。Sさんはかぶれると近づかない。資料館の人に聞いたら冬の葉が落ちた時に実を取るのでかぶれないと言う。
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立派な喫茶でお抹茶を頂く。
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Sさんが抹茶を立てたお店の方の質問に答える。それを聞いて、お店の方がまだ修行が足りませんと言っている。何言ったんだろう。上品な方で、Sさんはきっと上芳我家の方よと言う。
栄華を誇った上芳我家の製蝋業も大正8年(1919年)廃業。ピーク時、明治38年(1905年)明治39年(1906年)から、14年後の事であった。ここらから内子町の時間が遅くなって止まったのでは。
再び町並みを歩いてたら、変わった花入れがあった。
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高昌寺に行くのをSさんの判断に任せる。少し先の方にあるのと暑いので。Sさんは行かないとどうせ後で文句言うんでしょうと言って行くことにしてくれた。
「室町時代である嘉吉元年(1441年)に、防州泰雲寺の覚隠禅師門下の十哲であった大功円忠大和尚は、現在の内子町松尾地区に、寺院を創建され、淨久寺と称したのが高昌寺の起源であった。」
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ここにも俳句が献納されている。
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観音様にお参り。
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「当山18世慈舟台漸和尚によって創始された「ねはんまつり」は、200年の歴史をもつ当地方の春まつりです。お釈迦様のみ教に対して、感謝と報恩の気持ちで参拝出来るようにと平成10年11月1日に石造涅槃仏としては、日本で最大の長さ10m、重さ200トンの石仏が安置されました。」
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ここから帰路に着く途中で、Sさんが素晴らしいと叫んだ路地。
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飾りと思ったら大きな蛾だった。
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「築140年の商家を改築した「下芳我邸」は、歴史的な趣のあるお店です。」
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立派な内庭。
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二階も案内されたが趣がある。
いよいよ内子町とお別れ。特急がアンパンマン電車だった。
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松山に戻る。外で食事するのも疲れたと言って、Sさんは麦酒とワイン、食料を買い込み、ホテルの部屋で食事をすることに。これが良かった。Sさんと麦酒で乾杯し、チーズをつまみながら、ワインを飲み、談笑。すっかり良い気持ちになってしまう。
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