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YY会新年会
松島や牡蠣焼小屋に津波跡 長月
兼題は
「日脚伸ぶ」 1月半ばから暮れるのが遅くなる
「雪」 この字がつく季語ならどれでもOK。
「牡蠣」
「着ぶくれ」
「おでん」
初東風や帽子押さえて熊野道
◇長月
小枝切る初東風強く樹の香り
初東風や替土重く庭仕事
⇒小枝を切ったらそこから思いがけず樹の香りがしたということだと思うけど、「初東風強く」をあいだに挟むと東風が樹の香りを運んで来たともとれる。そこがあいまい。ただ冬木の枝を切ったら樹の香りがするというのは春のおとずれを感じさせていい。
初東風が吹いて、さあそろそろ春の庭仕事の始まりだ。
はなさん選。
初東風や替土重く庭仕事
まずは土づくりですね、この作業で今年のお庭は楽しめます。
:長月さん(Sさん)は毎朝、庭仕事してる。その実体験。
◇光
初東風や神社の森に鳶の影
初東風や帽子押さえて熊野道
⇒初東風と鳥の取り合わせは上空を感じさせていいですが、「影」がわかりにくい。飛んでいる鳶の影が地面にうつっているのか、それとも鳶の気配がするということなのか。
東風は割と強い風ですから帽子も飛ばされそうですね。
勝山さん選。
初東風や帽子押さえて熊野道
熊野道は森の中というイメージだが、風の強い場所も
あるかもしれない。旅情を掻き立てる。
:鳶は空高く影が飛ぶように見えた。
帽子を押さえて山道を歩くことはよく経験した。熊野古道も山道に近い。
Sさん撮影。
蒲田の会
YH会
TyさんとSさんと旭時代の昔話をして楽しい。奥さんに愛してるというのはTyさんと私だけだと言い合う。
Trさんにたわいのない暴露話をされて少々参る。ちょっと飲みすぎ。山梨から出てきてくれた
Hdさんが元気そうなのでそう言ったら年末にめまいで二度倒れたと聞いて驚く。
Szさんは相変わらず知識が豊富でいろいろ話す。
帰り際にSjさんの奥さんとお会いできて大変に喜ぶ。
よき仲間たちと出会えてうれしい限り。また3月に会おう。
料理は相変わらずおいしい。
帰りの馬車道の駅でピアノ演奏をしていた。
難病指定
浜松のおじさん来たり福笑
◇長月
孫来たり老いたる夫と福笑
福笑い勘三郎の声聞こゆ
⇒子供が孫をつれてやってきた。みんな一緒に福笑。にぎやかな正月になった。ただ、「孫来たり」と終止形で切らないで「孫の来てじじと一緒に福笑」とするのも一考です。
十八代目中村勘三郎なら数年前に亡くなりましたよね。その声がどこから聞こえるのでしょうか。テレビで昔の舞台を放映しているのでしょうか。福笑いとの関連もわかりにくい。
遊介さん選。
孫来たり老いたる夫と福笑
→ 福笑いには年齢制限などありません。老若男女問わず楽しめる、正月の一家団欒です。
:長月さんコメント。勘三郎はおかめやひょっとこの面をかぶった芝居をよくしていた。それを福笑いと連想して詠んだ。
◇光
亡き父母と大笑いした福笑
浜松のおじさん来たり福笑
⇒福笑と言えば子供のころ家族でやった楽しい思い出がある。まだ父母も健在だった。
親戚のおじさんですか。どこのおじさんでもいいですが浜松がなんとなくおかしい。
遊介さん選。
浜松のおじさん来たり福笑
→ 浜松のおじさんのお顔を想像してしまいます。
蒼月さん選。
浜松のおじさん来たり福笑
⇒仕事で一時期住んだことがあるので浜松には親近感が沸く。浜松というと本田宗一郎が有名なので、浜松のおじさんというと、なにか産業界で活躍された方なのかと想像もしてしまう。そんなおじさんがお年玉を持ってやってきて、福笑いに興じている様は微笑ましい。子供のころは、住んでいる場所で川口のおじさんとか川越のおじさんとか言っていた。近年は少子化でおじさんの数が減っているので住まいで区別する必要がなくなっているのかもしれない。
:福笑いは子供のころ、祖父母父母と大笑いしながら行った。
浜松のおじさんは祖父のいとこかまたいとこで行商人だった。正月にやってきては、福笑いに興じたりした。祖母の評判は良くなかったが子供心に面白いおじさんだなあという記憶がある。
我が家は昔貝塚のあったところなので、家を建てるときは、大量の貝と土器が出土した。母がそれを丁寧に復元していた。写真は弥生式土器だが、縄文式土器は大学の先生が持って行ってしまった。