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ミスシャーロック
ナミヤ雑貨店の奇跡
YH会
東京都庭園美術館
個展会場にて
葛切を食べる母祖母叔母も亡し
◇光
葛切や箸をつるりと滑り落ち
葛切を食べる母祖母叔母も亡し
⇒葛切はなかなか箸でつかみにくいですね。塗り箸より割り箸がいいでしょうがそれももうひとつ風情がない。
時々一緒に葛切を食べている場面があったのでしょう。「女三人寄れば」と言いますからさぞやかしましい席だったでしょう。でもそれも遠い昔。
野里子さん選。
葛切を食べる母祖母叔母も亡し
→葛切の味もわかる年齢になった。しみじみ感が伝わります。「みつ豆・葛切・ところてん」、どれにしようか、迷うなあ。
蒼月さん選。
葛切を食べる母祖母叔母も亡し
⇒子供のころ親や祖父母が葛切を食べるところを見たことがなかった。当然のことながらわたしも食べたことはなかった。ただ、なんとなく葛切は女が好む食べ物というイメージはあり、女三人寄って葛切を食べている光景はさぞかし賑やかだろうと思う。子供のころ行った神戸の大叔父の家は三人娘で、この三人娘と母親が関西弁で姦しくおしゃべりしたり笑い転げていた様子に圧倒された記憶が蘇った。よくできたもので、大叔父は女4人に囲まれて見事に寡黙であった。
:葛切は子供の頃時々食べたが、何度も箸を滑り落ちて口に運ぶことが出来なかった。
母も祖母も叔母も葛切が好きで良く食べていた。子供心で楽しそうだなあと眺めていた記憶がある。あの頃の想いはもう帰ってこない。
私の選句。
◇野里子
葛切の葛の薀蓄聞き流し
⇒いますね、こういう人が。何を食べてもそのものを苦労して収穫した話や調理の時に気をつけることなどを聞かれもしないのにしゃべる人が。うるさいなあ。早く食べろ。
:ありそうな光景。蘊蓄なんか聞きたくもない。
◇蒼月
遠き鐘聴きて葛切り啜りけり
⇒葛切はお寺と縁が深そうですね。この句も門前のお店で食べているのでしょうか。
:ゆったりと時間が流れていく。
◇はな
葛切や稽古帰りの八坂道
⇒舞妓さんの踊りの稽古でしょうか。祇園のお店によって葛切を食べている。
:葛切と舞妓さんとはよく似あう。
◇遊介
小指立て葛切すする恋敵
⇒友達と葛切を食べているのだけど実はこの友達は恋敵。淡白な葛切と火花が散りそうな二人。
:怖いなあ。
◇三四郎
葛切や重い話は明日にして
:重い話は明日にして一緒に葛切を楽しもう。
庭のポンテテリア。
カタバミ。
チェリーセージ。
今夜ロマンス劇場で
G組クラス会
品川旭会
Shさん:何度も死線を乗り越えてる。私の方が先に神様に召されそうだ。
Mmさん:この前パスポートの期限切れの話を聞いて大笑いしたが、今度は無事渡航したようだ。Kmさんに会えるように頼んだ。
Kmさん:この前のYMSの会は、Kmさんがいなかったので非常にまじめに終始した。水曜会に行こうかと思ったが私が退団したので行かなくて済んだと言われてしまった。
Odさん:お孫さんが高校で主将で投手なので練習試合も全部応援。神奈川大会は混戦模様だと言う。
Sjさん:タバコを止めて太ったが、山で少し痩せた。またご一緒したい。奥さんと仲良が良いのはえらい。。
Tyさん:生まれ変わっても奥さんと一緒になりたいと言った。愛妻家は全て信用する。
話が盛り上がって実に楽しい。
娘さんが私の体を心配してくれた。
年代物の紹興酒を飲みすぎた。
帰りの駅の燕。
リウマチ科
七福の会
青田行く津軽訛りのローカル線
兼題は
「五月雨」 旧暦5月に降る長雨、梅雨の雨。動詞は「さみだる」。
「あめんぼう」 水馬。
「籐椅子」 籐を編んで作った椅子
「青田」 稲の葉が青々と茂った田
「起し絵」 立て版古。見たことがないかも知れませんが立体絵本の大きなもの。想像してみて下さい。
「役」 非季語です。別に季語が必要
青田行く津軽訛りのローカル線 光
あゆかさん、さらさん選。
→津軽線の景が見える。太宰治の世界。
:この前のカシオペア紀行でガイドさんが生粋の津軽弁で語ってくれた。全くわからなかった。
五月雨や何杯目かの喫茶店 光
遊介さん選。
→外に出られないけだるい感じが出ている。
:学生時代に喫茶店で水だけで粘った。
起し絵の江戸八百善の心意気 光
三四郎さん選。
→料理屋が起し絵を出すかなあと言われたので販促用に出したと答える。
:起し絵は想像をいろいろ出来て面白い。
あめんぼう波紋を描く芸術家 光
:アメンボウは水面の芸術家。良いと思ったが選ばれなかった。
籐椅子に句帳を開きうたた寝す 光
:籐椅子は子供の頃に良く寝転んだ。その感触を思い出して詠んだ。遊介さんからやっぱりねちゃたのねと言われた。
人気句。
青田入れて役場の昼休み 三四郎
あゆかさん特選、はなさん、遊介さん選。
→全体が青田風にヒットしてる。
悪役の衣装のままにかき氷 あゆか
三四郎さん、はなさん、さらさん、糸さん、蒼月さん、勝山さん、光選。
→取り合わせが良い。
起し絵の吉良の屋敷や安普請 三四郎
あゆかさん、糸さん、遊介さん、勝山さん、さらさん、光選。
→江戸っ子の判官びいきが良く出ている。
帰り道でお酒に酔って少しふらついたらはなさんに大丈夫と言われ、遊介さんから時差ボケなのと言われた。
帰ったら駅に燕がとまってる。
成城合唱団特別演奏会
ソプラノ:三宅理恵
バリトン:青山 貴
管弦楽:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
合唱指揮:高嶋邦幸
カルガモの親子
松の川緑道
江川せせらぎの遊歩道
六月の寅さん渡る矢切かな
◇光
六月の寅さん渡る矢切かな
六月や妊婦と語るお昼時
⇒両句とも脱力系というかぼんやりした感じがいいですね。だた、両句とも「六月」があまり効いていない。
矢切は千葉県の地名だがここでは矢切の渡しのこと。「フーテンの寅」で一躍有名になった。その渡し舟に寅さんがのんびりと乗っている。雨もよいだがまだ降っていないのだろう。
お腹の大きな人が公園のベンチかなにかに座っていたのだろうか。散歩途中に話しかけた。
蒼月さん選。
六月の寅さん渡る矢切かな
⇒雨の矢切の渡しを渡る寅さん。独り傘をさして寂しげである。川面も雨に打たれている。晴れ渡った空では哀愁の寅さんには似合わない。
:この前のYMS温泉会で行った矢切の渡しと帝釈天から寅さんのイメージが強烈で詠んでみた。
これはおめでた間近の妊婦さんと会った時の情景を詠んでみた。
大学の友人のOjさんの奥さんが俳人なので指導添削をお願いした。
六月の寅さん渡る矢切かな
季語が効いていません。(「六月」と続く言葉との必然性が有りません)
固有名詞の使い方には注意が必要です。(固有名詞を使う必然性が必要です)
敢えて詠み替えるとするならば、左記が良いでしょう。
寅さんと待つ六月の渡し船
六月や妊婦と語るお昼時
お嬢さんかお嫁さんかと一緒に取る昼食を詠んだ句と想像しますが、
俳句は全部を言い尽くさないで想像させるだけの方が良いのです。
敢えて詠み替えるとするならば、左記が良いでしょう。
六月や娘と雨音聞きながら (お嫁さんと一緒なら娘を嫁に入れ替える)
大変参考となった。少し私にはレベルが高いと思い同人への参加は見合わせた。
大門句会でのんびり読んでいたい。
雨の庭。
アルペンブルー。
Sさんが欅の樹をかなり剪定。
カポック。
アスチルベ。
部屋の珈琲の木。
胡蝶蘭。
カシオペア紀行3日目
カシオペア紀行2日目
カシオペア
日本百景にも選定された海岸景勝地です。」
水曜会演奏会チケット
関東会
合宿の鼾の中の夏蒲団
◇光
合宿の鼾の中の夏蒲団
夏蒲団友と一晩語り合う
⇒なにかの運動部の合宿でしょうか。昼間の猛練習にくたくたになった夜はすさまじい鼾の合唱です。
こちらは二人か少人数の夜ですね。一晩語りあったのだから蒲団に入ったままではないでしょうね。蒲団の上で座り込んで朝まで、若い仲間です、語りたいことは山ほどある。
野里子さん選。
合宿の鼾の中の夏蒲団
→スポーツばかりではなく、合唱団でも合宿はやった。鼾や歯軋りで眠れなかったことを思い出した。
:コーラスの水曜会の合宿で耳栓をしたがそれでも漏れてくる大鼾に閉口した。
夏蒲団の上に座って友と語り明かした懐かしい思い出。
私の選句。
◇馬空
早朝の二度寝は至福夏布団
⇒夏とはいえ、まだ朝夕は涼しい時期です。夏蒲団を被り直して二度寝。気持ちいいですね。
:これぞ極楽極楽。
◇野里子
銘仙をほどき孫への夏蒲団
⇒銘仙は座布団や夜具などに使う生地だが、これは着物をほどいて夏蒲団に仕立て直しているのでしょう。愛情が感じられます。
:優しいおばあちゃん。
◇はな
大の字の夫に夏掛けかけもして
⇒大の字でがーがー寝ている夫に夏掛けをかけてあげた。まるで大きな子供ですね。
:良くSさんがしてくれている。
◇遊介
朝方は兄と取り合ふ夏蒲団
⇒兄弟で一緒に寝ていたころの思い出でしょう。寝るときは暑苦しいが朝方は涼しくて蒲団がほしくなる。
:一人っ子なのでこういう思いではないが、よくわかるなあ。
庭の水盤に来たシジュウカラ。
庭のアスチルベ。
ラベンダー。
アマリリス。