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矢上川の鳥たち
縄文も弥生も今も鰯雲
◇光
田舎より出てきたころの鰯雲
縄文も弥生も今も鰯雲
⇒鰯雲を見ると上京したあのころを思い出す。東京の空に広がっていた鰯雲をみるとふるさとでいつも見ていた鰯雲を思う。
大昔から秋になると空には鰯雲が広がっていたのだろう。縄文人や弥生人は鰯雲を見ながら何を思ったのだろうか。
遊介さん選句。
縄文も弥生も今も鰯雲
→ 悠久の太古より変わらない鰯雲。縄文人も弥生人もきっと鰯雲を見上げていたのだろう。そして作者も今鰯雲を見ている。雄大な一句です。
勝山さん選句。
縄文も弥生も今も鰯雲
はるか昔の人たちも自分たちと同じく鰯雲を見ていた。
これからも秋には鰯雲のある地球でありたい。
糸さん選句。
縄文も弥生も今も鰯雲
・・・太古より雲の形は変わっていないのだろう。気持ちのいい秋のこの雲をみると
野や海で取れるものを考えるのか、どんな思いで見ていたのだろう。
はなさん選句。
縄文も弥生も今も鰯雲
古代の人も見ていたであろう鰯雲を共有、時間を飛び越え色々と想像してしまいます。
:田舎よりは小学校5年の夏休みに父の勤務の都合で多治見から中野区鷺宮に移ってきたころのつらい時期を詠んだ。都会の子供らになじめず、おまけに体の具合も良くなくてよく寝椅子に寝転んで鰯雲を眺めていた。
今眺めてる鰯雲を縄文時代も弥生時代の人たちも眺めていただろう。
私の選句。
◇はな
足場組む腰のハンマー鰯雲
⇒建築中の家か壁塗りか、足場が組まれようとしている。職人さんの色んな道具類と共に大きなハンマーもぶささがっている。その上には鰯雲。夏場の工事は大変だが秋は涼しくて少しは助かる。
:腰のハンマーと鰯雲の取り合わせが面白い。
◇遊介
寺山を読んでしみじみ鰯雲
推敲句。
修司の詩閉じてしみじみ鰯雲
⇒寺山修司のことだろうけど、略すなら寺山よりも修司の方が通じる。「修司忌」という季語もある。修司の何を読んでしみじみしたのか、具体的な作品名を挙げたほうがいい。
:寺山修司の詩と鰯雲がしみじみ感じられる。
◇勝山
痛みなく腕上がるなり鰯雲
⇒五十肩ですか。恐る恐るあげてみたら、おっ、上がる! 上げた腕の先には鰯雲。
:私のリウマチの句みたい。
◇野里子
すれちがふケーブルカーや鰯雲
⇒作者はケーブルカーの上りか下りに乗っているのでしょう。山の木々はすでに薄紅葉が始まっている。見上げれば空には一面の鰯雲。爽やかな秋の空気だ。
:気持ちの良い句。
◇三四郎
鰯雲ケルンにひとつ石を載せ
:以前、よくやったしぐさ。懐かしい。
庭のギボウシ。
欅。どんどん大きくなるので毎年Sさんが枝を払ってる。小鳥が運んできた。
Sさんも私も好きなチェリーセージ。
Sさんが好きなヤブラン。
ホトトギス。
イブキボウフウ。
紫蘭。
百日紅。
Kmさんリハビリハイキング
Kmさんリハビリハイキングに行く。
Iwさんがリーダー。リハビリと言う事でコースを選んでくれた。
円海山周辺から天園へのコース。
港南台駅に集まる。12名の参加。
Thさんはズボンとザックを新調してやる気十分。
Nzさんは皆が軽装の中、山の格好をしてきた。様になってきた。
Ngさんは急な誘いに参加してくれた。
最初は舗装道路。Kmさんは早い早い。リハビリじゃないよとMzさんとぶつぶつ。
いっしんどう広場に到着。疲れた顔してますよと皆に言われてしまう。Kmさんに大丈夫ですかと言われどっちがリハビリかわからない。
Thさんはピアノのレッスンがあるのでここでお別れ。
Jbさんはコーラスの練習があるので時間を心配したが、最後まで付き合ってくれた。
Mzさんも明日は蓼科に車で四時起きだが最後まで付き合ってくれた。
Kmさんは脚の筋肉が痛いようだが、順調に回復してるようだ。まずはリハビリ成功かな。
山の仲間とは何時も楽しい。ありがたい友人たちだ。
慶応ー明治戦
テナーの打ち上げ

水曜会テナーの打ち上げに参加。休団してるのでテナーのメンバに合うのは7月の演奏会以来。
演奏会も水曜会もまだ2か月半くらいだが、もう随分時間がたったような気がする。この2か月半は長かった。充実してた。何時もならば7月8月9月は新曲の譜読みで苦労しているところだが。
お店のご主人から体はどうですかと心配して頂いた。20年物の紹興酒を出してもらった。これが美味しくて私にしては飲みすぎた。

同じく休団中のKsさんも来ている。私より二歳年上の先輩だが、仕事もしてるしゴルフも盛ん。随分元気になってる。ゴルフは200ヤードは飛ぶし、90台はコンスタントに出してる。凄い。
この会はパートリーダーのKkさんが開いてくれた。何時もテナーの打ち上げは私が計画して、他のパートの女性を呼んだりするが、今回は純粋にテナーだけ。Kkさんの隣に座ったので水曜会の事をいろいろ聞けた。彼の人柄でテナーはまとまっている。
Urさんから顔が細くなってすっきりしましたねと言われたので山のために5kg減らしたと自慢した。帰りがけに山に誘った。来てくれそう。
Tuさんは40分も遅れてやって来たが、娘さんの結婚式が終わったばかりで気もそぞろ見たい。
Nsさんはコーラス命のようだ。コーラスは練習が楽しくてしょうがないみたい。
講演会
大門句会吟行、銀座裏通り
銀座の柳4世を通過。
残念ながら煉瓦街は関東大震災で消失しましたが、昭和63年に幻と言われた煉瓦街遺構が発掘され江戸東京博物館に収蔵されました。
この遺構が、かつての金春屋敷跡内で発掘されたことを重要視し、あえて収蔵遺構の一部をゆかりの金春通りに建立したのが、「銀座金春通り煉瓦遺構の碑」。」

久々の銀座の風や秋日和 光
→実感がこもってる。
秋風や色恋夢の金春湯 光
野里子さん選。
→色恋沙汰もいなくなった。
吟行の歩み進まず秋日和 光
→季語とあわない。
特選句、人気句。
新しきビルが断ち切る鰯雲 遊介
あゆかさん特選、勝山さん、さらさん、糸さん、馬空さん、野里子さん、光選。
恋もして世に永らえて敬老日 あかね
あゆかさん、三四郎さん、馬空さん、さらさん、はなさん、光選。
楽しく散会。
シジュウカラとメジロの水浴び
八中同期会

同じ席にUnさんとStさんが来る。二人共働いてるので話がなかなか面白い。Unさんはこの会に来るのは初めてという。Hrさんの友人なので歓迎会に誘う。Stさんは話が面白いのでついつい話混んでしまった。
Tdさんからコーラスをしていてえらいと言われる。休団中だが。
Sjさんに古い建物を残す運動してると言われる。
Myさんに同期会幹事をやらないかと勧められたが体よく逃げる。80歳の時に大々的にやりたいと言う人がいると言う。一泊で飲みたいと言うのがいるようだが、80歳になったらそんな体力無くなるよと言っておいた。まだ決めなくても良いわねと言うので慌てることはないと言っておいた。
Amさんが体に爆弾抱えてるが何とかやってると言う。
Sdさんかなあ、ダンスをしてると熱心に話す。
憧れだったKsさんともおしゃべり出来て良かった。
案外昔話をする人が少なくて面白かった。
刀の名されどかよわき秋刀魚かな
◇光
刀の名されどかよわき秋刀魚かな
秋刀魚焼く大忙しの換気扇
⇒形も色も刀のようだということから秋刀魚と名付けられた。でもそんなに鋭利な感じはしない(ただし「かよわき」は言い過ぎ)。むしろ太刀魚がいかにも刀のよう。
台所の換気扇でしょう。秋刀魚の煙がつぎつぎと吸い込まれていく。「大忙し」という擬人化ではなく煙の動きをもっと描写すればなおよい。
遊介さん選句。
刀の名されどかよわき秋刀魚かな
→ 確かに名前に刀が付いています。鋭くは見えるけれど弱そうな刀=さんまです。
:自分で兼題を出すと力が入ってしまって、良い句にならないような気がする。他の方も言っているのでそうかもしれない。
「秋刀魚」の由来は、秋に旬を迎えよく獲れることと、細い柳葉形で銀色に輝くその魚体が刀を連想させることにあり、「秋に獲れる刀のような形をした魚」との含意があると考えられている。であり寿命は1~2年だそうだ。切れる刀が弱弱しいのでそれを詠んだ。
後句は大忙しは換気扇であり、焼く人のことを表現したつもり。
私の選句。
◇遊介
海鳥が騒ぐ大渦秋刀魚漁
⇒秋刀魚の漁場は根室沖や三陸沖。親潮の流れる海だから渦を巻くこともあるでしょう。勇壮な漁が想像できます。
:雄大な秋刀魚漁を海鳥騒ぐであらわしている。
◇野里子
陰膳の少し細めの初秋刀魚
⇒陰膳は家を長く離れている人の無事を祈って供える膳。まだ脂はあまりのっていないが初物だ。召し上がれ。
;陰膳と言う言葉を知らなかった。新鮮に感じた。
◇糸
モノクロに秋刀魚の香る小津映画
⇒小津安二郎監督の映画ですね。卓袱台をかこんで笠智衆さんや原節子さんが座り秋刀魚の夕食を食べている景が浮かびます。モノクロなのに秋刀魚のいい匂いを感じとれるということに目をつけたのが成功しています。
:糸さんはどんどん上達してる。モノクロと小津映画が良い。
◇勝山
秋刀魚選る黄色き口を目印に
⇒黄色い口は新鮮な証拠。それ以外にも眼が濁っていないとかいくつか秋刀魚選びの着眼点があるそうです。そろそろ高級魚の仲間入りをしそうな秋刀魚です。選ぶのも身が入ります。
:秋刀魚を選んだことがないので知らなかった。
◇馬空
物置の七輪重し初さんま
⇒初秋刀魚が手に入ったので物置から七輪を出してきた。やはり重いが秋刀魚は七輪で焼かなくては。あとは炭と渋うちわだ。
:この頃、七輪も見かけなくなった。
検察側の罪人
3Y会
膵臓がんの3年生存率が15%だそうだ。どうすれば見つかるのとKgさんが聞く。Ydさんが友人から聞いた話を紹介したが、まだまだのようだ。
Kgさんは北海道に住むAoさんに電話し、なかなか通じなかったが、無事を確認。Kgさんらしい。
熱帯魚と月下美人
七福の会
Tnさんは、北海道の発電所ダウンについてDmさんの質問に答えて、的確に回答され、さすがと皆感心する。
Dmさんは、この会では珍しく経済について熱弁を振るわれた。
亡くなられたHs先生の話をしたら、皆懐かしがっていろいろ話題が出た。私がHs先生に薫陶を受けたいきさつを話したら、Tnさんが何故、先生との関係が出来たのか初めて分かったと言ってもらった。
帰りにこの会は、Htさん、Tnさんあっての会だからよろしく頼むとNuさんに言われてしまった。
先輩方が昔の自慢話が全くされない会で前向きであり楽しい。
蝶とふたり
スズメとメジロ
苦吟
八か月間
Sさんと点心
パソコンの裏にかすかな虫の声
◇光
短くも今日を生きよと虫の声
パソコンの裏にかすかな虫の声
⇒短い命の虫だって精一杯鳴いてこの日を生きている。一日一日をおろそかにするなということでしょうか。
どこかから迷いこんだ虫でしょうか。蟋蟀かな。しばらくこのまま聞いていようか。
勝山さん選。
パソコンの裏にかすかな虫の声
パソコンが庭に近いところにあるのか、それとも虫が部屋に入り込んできたものか
いずれにしても、微かな鳴き声がして、おやーっと思う一瞬
野里子さん選。
パソコンの裏にかすかな虫の声
→壁の向こう側からかもしれません。「パソコン」がおもしろい。
:虫の声を聞くといつもはかない命を精一杯鳴いてるなあと思う。歳を経るたびにその想いが強くなる。
パソコンを打ってる時にふと気付いたら虫の声が聞こえる。外でも一斉に鳴いてるが、一匹らしいがパソコンの裏でか細く鳴いてるようだ。
私の選句。
◇野里子
アトリエの白き出窓や虫の闇
⇒世田谷の向井潤吉アトリエ館を思い浮かべました。白い出窓の外はうっそうとした茂みがあり虫の音が鳴り続いている。
:この前清里の友人のアトリエに行った時のことを思い出した。
◇勝山
荒庭にパルス信号送る虫
⇒パルス信号のように聞こえる虫とはなんでしょう。キチキチと飛ぶ飛蝗、カンカンカンと鳴く鉦叩。それにしても虫が鳴くのは何のためなんでしょうね。求愛?
:パルス信号とは確かにそう言われればそのようにも聞こえる。
◇馬空
古希よりはおまけの命昼の虫
⇒どこかのんびりした昼の虫と老境の感慨。季語のおかげであまり深刻な感じがしない。むしろ諦観ですね。
:古希過ぎてはやおまけの6年間。
◇はな
虫鳴くや温泉街の写真店
⇒写真店とは記念撮影などをやってくれる写真館でしょう。鄙びた温泉の古ぼけた写真店。道端に虫が鳴いている。古い映画の一シーンのようです。
:なにかほのぼのとしてきた。
◇三四郎
宿帳にどの名書こうかちんちろりん
:どの名書こうかとは何かいかがわしい・おまけにちんちろりんとは参った。