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2017-12

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夕暮れに啄む鴨と眠る鴨

12月17日。
ちょっと調子が悪いので外出を控えて、Sさんに庭の写真を撮ってもらった。
庭の水仙。
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キンレンカ。
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椿の蕾。
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千両。
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万両。
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蝋梅の蕾。
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大門通信句会の句評を見る。

兼題は「短日」「汁一般」「ぼろ市」「蒲団」「水鳥」。

夕暮れに啄む鴨と眠る鴨            -光

糸  ◎啄む鴨と眠る鴨の対比がいい。

小雪 ◎鴨の群れをよく見ているからこそできた佳句ですね。

馬空 ○啄む鴨と眠る鴨の対比が、面白い。良く観察していますね。

夢路 ○何故かミレーの晩鐘を連想してしまいました。静かな一日の終わりへと続いて行きます。

遊介 ○夕暮れ時に餌を食べる鴨もいれば寝ている鴨もいる。何事にも拘束されずお気楽な鴨です。静かなゆったりとした湖畔の夕暮れを想像しました。

三四郎○ほんとうによく見ている。何度も散歩している場所なんだろう。

野里子△日本画のような景です

:前回の勉強会で三四郎さんからお褒めを頂いたので、今回はぼろが出ないように相当

苦吟した。好評で大変嬉しい。何時も矢上川で見かけている景なのですんなり詠めた。

ぼろ市やレコード盤のお富さん            -光

さら ◯そのレコード盤はいくらだったのでしょう。“お富さん”を歌ったのは春日八郎“カスッパチ”でした、高音の美声でした。

あかね○なんと懐かしいお富さんのレコード誰が買うのか面白いです。

蒼月 ○昭和の香りがしますね。このレコードはSPかもしれない。

馬空 ○ちょっとつき過ぎかも知れませんが、お富さんのレコードと言う具体性が良いですね。

あゆか○Lp盤ひそかに愛好者が増えているそうですよ。

はな △お富さんのレコード盤があるだけで曲を口遊んでしまう、懐かしい掘り 出し物探しは楽しいです。

:Sさんに連れられてぼろ市の骨董屋によく顔を出した。その時の風景。レコード盤が多

く売られている。歌謡曲が多い。

喜寿近く妻と吾との根深汁          -光

あゆか○ここまで良く頑張りましたね。根深汁がなんとも意味深です。

遊介 △どんな味がするのか興味がわきます。

:とうとうここまで来たか。妻と一緒で良かった。

リウマチの痛みを包む羽根布団            -光

野里子△痛みが和らぐといいですね

:またこの頃、痛みが出てきて残念。

短日やそろそろ孫は愚図りだし            -光

:孫が来たばかりなので一句詠みたかった。


特選句◎。

雑貨屋の間口一間暮早し            -はな

蒼月 ◎間口が一間しかない雑貨屋とはかなり小さい。通り道が真ん中にひとつだけあって両側には雑貨が所狭しと並んでいる。奥には店番の主人が所在なさげに座っている。こんな店にも年末はやってくる。

あかね◯雑貨屋の小さなお店、沢山商品は」並べているのでしょうが、日の暮れと共に日が入らなくなるのでしょう。様子が面白いです。

勝山 ◯いろいろなものが所狭しと置かれている雑貨屋だ。間口が狭いので奥が暗く、短日が一層敏感に感じられる。

野里子◯狭くて引き戸の古い店でしょう。

三四郎◯あまり客も来ないような木造の小さいよろず屋が見える。日が陰って一層薄暗くなった店内には店番もいない。

小雪 ◯樋口一葉の世界ですね。あるいは我々世代にとっての集まってくる昔なつかしい景でしょうか。ただ、今は雑貨屋というのはおしゃれで、若い女性に人気のある店。間口一間とはイメージがちょっと古過ぎるかなという気がします。もう少し今に引きつけたら生き生きした情景になると思います。薗部庚申さんという方の句に〈横町に美登利いそうや一の酉〉というのがありますが、これなら作者が今感じている一の酉の情景が浮かび上がってきて、誰もが「ああ、ホントだ」と共感できます。

暮易し木桶に砥石沈めをり          -はな

あゆか◎正月の準備に包丁を研ぐ、いつも亡き主人がそうして呉れた事を久しぶりに思い出しました。砥石にしっかりと水を含ませおもむろに磨ぎ始める。芸が細かいですね。

糸  ◯魚の旨くなる季節、砥石で丁寧に砥いだ包丁を使い、なんの魚をさばきますか。「木桶に砥石」情緒があります。

三四郎◯木桶を使っているような古い家かそれとも日本料理屋か、しずかな夕暮れのひとときの空気感があらわされている。。

蒼月 △気が付くと夕飯の支度をする時間である。まず包丁を研がないといけないと思い、砥石に水分を含ませるために水につける。木桶に沈めるというのがなかなか職人技らしい。

野里子△大工仕事が終わった後でしょうか

小雪 △木桶に砥石を沈めたことと、「暮やすし」とどういうつながりがあるのですか。もう店じまいするということでしょうか。そこがちょっと分かりにくい。

短日や犬に留守番言い聞かせ        -小雪

まーゆ◎すぐ暗くなるからきっと不安がるのでしょう。「留守番」と「言い聞かせ」に愛を感じます。

蒼月 ○なにかと忙しい暮れだ。今日は散歩に連れていく時間がない。「ちょっとそこまで買い物に行ってくるからね。いい子して待つんだよ」などど犬に話しかけなが出かける。少し滑稽な状況。

光  △犬はどんな思いだろう。

あゆか△私の家では猫が留守番です。

貸し出しは五冊までです日短        -はな

勝山 ◎夕日が沈みかけている。図書館で本を借りようにも5冊までか。なんだかわけもなくさみしい。

馬空 ◎五冊の具体性と季語との取り合わせが、良いですね。

遊介 ○閉館間際の図書館の光景。念を押す図書館員の半身は帰り支度の様子。慌ただしい情景を想像しました。

野里子△図書館の受付の人の顔が見えます

短日の機内より見る街の灯や        -夢路

野里子◎機内は高空で日が差しているが、地上は日暮で薄暗くなっている。明るさの対比です

まーゆ○私も飛行機か空港でこのような句を作りたかった。

あゆか○着陸態勢に入り街の灯を見た瞬間ほっとします。瞬間を切り取った風景が良いですね。「街灯り」としても・・。

火の島を遠くに置きて鮟鱇汁        -あゆか

はな ◎故郷でしょうか?火の国(九州全体を島としてとりました)により、寒い茨城?で食べている鮟鱇汁の熱さがより熱く感じました。

三四郎◯火の島だから桜島を遠望しているところで鮟鱇汁を食べているのだろう。噴煙と鮟鱇が荒々しさで共通している。

糸  △火の島はどちらにあるのでしょうか、鮟鱇が名産ですか?わからないながら、中七を想像するのが楽しいです。

夜勤明け妻の作りし根深汁          -馬空

小雪 ◎疲れて帰ってきたら、妻が温かい根深汁を作ってくれていた。しあわせそうな夫婦の像が見えてきます。妻が夜勤明けの看護師で、夫が根深汁を作っておいてくれた、なんていう情景もいいですね。私だったらそのほうがうれしい。

蒼月 △根深汁でもう一句妻俳句がありましたが、わたしはこちらの句が好きです。夜勤明けで寒い朝に食べる根深汁は体も温まって美味しい。妻の愛情が感じられる。

はな △御苦労さま、と思わず妻の優しい言葉が浮かびます。

粕汁やほくほくくずる鮭の骨        -三四郎

あかね◎粕汁の表現でこんな食感を句にして良いなと思いました。美味しいですが、鮭の骨どこに置こうかと思います。

光  ◎ほくほくくずる鮭の骨は表現が面白く実感がこもっている。

小雪 ◎とてもおいしそう。食べ物の句はおいしそうに作るのが大事といつも言われています。

蒼月 ○「ほくほく」という形容が鮭の骨にぴったり。噛むか噛まないかのうちに崩れてしまった。

野里子◯じっくり煮込まれた粕汁、おいしそう

闇汁を台無しにしたあいつかな            -勝山

さら ◎入学してオリエンテーションなるものがあり軽井沢の寮で闇鍋をしました。大福を入れた人がいたのを思い出しました。

あゆか○闇鍋に何を入れたんでしょうか。餃子とか餡子餅など入れた事はあるけど。

三四郎○学生時代の思い出か、ふざけるのが大好きな悪友との闇鍋だ。深読みすればこの悪友はもう亡くなっているのかも知れない。

小雪 *どんなふうに台無しにしたのか。そこをもう少し描写したら面白くなると思いますが、このままでは頭の中で作った感が否めません。

ふるさとの固く重たき蒲団かな            -小雪

夢路 ◎久し振りの帰郷で実家に泊まると、押し入れから出てきた布団の重みを感じました。固く重たきの表現が的確にその情景と実家を連想させました。

勝山 ○実家に帰った時の蒲団の感触であろう。未だに昔ながらの蒲団を使っている親に対する感情と故郷への屈折した作者の気持ちが感じられる。

まーゆ○子供の頃、両親の実家に泊りに行った時がまさにその通りで。懐かしい。

蒼月 ○以前の布団は大概木綿だった。木綿の布団は重いし、固い。そんな布団がいまだに使われている。ふるさとの重みも伝わる句である。

馬空 ○普段使っていない蒲団ですね。ふるさとの感じが、良く出ています。

遊介 △故郷の蒲団にはありがちな景ですけれど、日常の生活品である蒲団には郷愁を誘うに十分な心情がしみ込んでいます。

あゆか△冷たい蒲団にゆたんぽでしたね。

砂浜に蒲団干したる番屋かな        -三四郎

遊介 ◎礼文島でみた昆布採りの番屋小屋を思い出しました。弱く短い日差しを逃すまいと蒲団干す。番屋生活の人の逞しさが読み取れます。

野里子◯閑散とした番屋、波音も聞こえます

銘仙をほどき真綿の蒲団かな        -野里子

あゆか◎若き日の母の花柄の着物が蒲団に作られ、ふかふかな幸せに包まれて眠った遠い日を思い出します。銘仙の具体性が良かったですね。

はな ○銘仙の斬新な柄と肌触り、そして真綿のふんわりした柔らかさが感じられる。絹の真綿布団で寝てみたいです。

三四郎○昔の着物は洗い張りして仕立て直し子供に着せたり、古びたら蒲団にしたり、とことん使いまわした。そんな暮らしが描かれている。あまり高級ではない銘仙もいい。

浮寝鳥警視庁舎の灯の近く          -あゆか

三四郎◎桜田門の近くの警視庁本部だろう。前は皇居のお濠。ぴりぴりした警察とのんびりした浮寝鳥の対比の妙。

さら ◯警視庁の内部では凶悪・複雑極まりない犯罪が山積みしているが一歩外のお堀には平和そのものの浮寝鳥が見られる。対比の見事さに脱帽です。

勝山 ○お堀の鳥の実景であろう。浮寝鳥と警視庁舎の取り合わせが意表をついている。警視庁舎付近をねぐらとする浮寝鳥が気の毒に思えてくる。

野里子△何事もなく、一日が終わりそう

はな △何か騒動があっても水鳥には関係なさそうです。警視庁と浮寝面白いです。




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